5/2-3 狩猟体験ツアー、開催しました!

5/2-3 狩猟体験ツアー、開催しました!

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2026年5月2日〜3日の2日間、和歌山県の那智勝浦にて狩猟体験ツアーを開催しました。 今回は猟師の原さん・齋藤さんにご案内いただき、くくり罠の仕掛けから、見回り・止め刺し・解体、そしてジビエを囲む食卓まで、狩猟の一連の流れを体験する1泊2日のプログラムです。

参加者のみなさまの言葉も交えながら、2日間を振り返ります。

【目次】

1日目:罠を、仕掛ける

想像以上に「知見の塊」だった、罠かけ

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初日は、猟師さんからくくり罠についてのオリエンテーションをいただいた後、実際に山へ入って罠を仕掛ける現場を見学しました(※法律上、自分たちで罠を仕掛けることはできないため見学のみ)。

獣道に残る鹿の足跡を読み、地面を起こし、罠を据え、前後にマタギを置いて鹿の足が罠の上に来るよう誘導する──。一つひとつの所作に、明確な理由がある。 参加者みんな手元を覗き込みながら、メモを取ったり、質問を投げたり。教科書では絶対に伝わらない情報量でした。

市川さん:「自分が想像してたより難しい、というか、知見があるっていうのはめちゃくちゃ感じました。無限に土地があるのに、どこに罠仕掛けるって、こう無数にあるじゃないですか。獣道沿いに鹿の足跡があるから、ここのこの場所に設置するとか、知見の塊すぎて」
関さん:「鹿がどう歩いてるのかを想像しながらやるところが、僕にとってはすごくクリエイティブでした」
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夜は、ぼたん鍋とアナグマ

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山から戻った夜は、お楽しみのジビエタイム。ぼたん鍋アナグマの焼肉を囲みました。

「ジビエ=臭い」というイメージを持って参加された方もいましたが、そのイメージは初日でしっかり更新されました。丁寧な処理と、新鮮な食材の賜物です。

関さん:「いのしし鍋、クセがあって美味しくないって感じる人もいるんじゃないかなと思ったけど、全然クセなくて、めっちゃ美味しかった。誰でも受けられるんじゃないかな」
レオさん:「アナグマ、美味しすぎて……あれはもう一回食べたい。脂の味が美味しかった」
市川さん:「全部うまい、ジビエが」

食卓には自然と質問と笑い声が重なって、気づけば夜が深くなっていました。

アナグマの焼肉
アナグマの焼肉

2日目:見回り、止め刺し、そして食卓へ

罠にかかっていた、鹿

2日目は早朝から、前日に猟師が仕掛けた罠の見回りへ。 何カ所かは空の罠が続き、「今日はかからないかもしれない」という空気が一瞬よぎった頃──最後の見回り地点で、鹿が罠にかかっていました。

市川さん:「びっくりした、すぐに。猟師さんが仕掛けた場所をいくつか見回りした時におらんくて、『普通におらんのかも』って思って見てたら最後にいたんで、めちゃくちゃ楽しかったですね」

その場の空気が変わる瞬間。命と向き合う時間が始まります。

止め刺し:感じ方は、人それぞれ

猟師さんによる止め刺しを、参加者みんなで見届けました。 手際の良さ、苦しませないための所作、空気のピリつき──。同じ場面に立ち会いながら、出てくる言葉はそれぞれ違う時間でした。

レオさん:「プロの方が止めてくださったわけですけど、すごくやっぱり手際がいいというか、苦しまないようにっていうのが見てとれましたね」
タカさん:「棒を持って近づいていく時に、鹿はもう悟ってるじゃないですか。あの瞬間の空気のピリつきというか……一連の流れの中で、息が止まって肉になっていくところに、だんだん感情が収まっていく。独特の経験でした」
市川さん:「思ってたよりショック受けるんかなと思ってたんですけど、全然そういうことはあんまなくて、逆に人間が本来あるべき姿に近づいた感じがちょっとして。命のありがたみは感じたんですけど、意外と感情は動かなかったなっていうのは、自分の中で意外な部分でした」

驚き、戸惑い、可哀想、納得、ありがたみ──。出てきた言葉はまったく違うけれど、それぞれが命と真正面から向き合った時間だったと思います。

解体:力仕事と、感覚の切り替え

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止め刺しのあとは、解体施設へ搬入。解体作業の一部を、参加者にも体験していただきました。皮を剥ぎ、肉を分けていく工程は、想像以上に静かで、丁寧で、そして力のいる作業です。

レオさん:「思ったよりグロテスクとかにならなくて、みんなも真摯に向き合ってた。仕留める瞬間は可哀想だなという感じがあったけれど、命をいただいてからは『食材としてどう活用していくか』という次のステップを見ながらの感覚で、作業に取り組めた。ちょっと不思議な感覚になりましたね」
市川さん:「僕、魚はわりと捌くんですけど、鹿は魚とは違って楽しかったですね」

「命」から「食材」へ。自分の中の感覚が静かに切り替わっていくのを、それぞれの手元で確かめるような時間でした。

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最後はBBQ:「いただきます」を、心から

ツアーの締めくくりはBBQ。搬入したばかりのお肉を、火にかけます。 しっかりと「いただきます」と手を合わせてから、いただきました。

市川さん:「めっちゃうまい、鹿肉。臭みあるんじゃないかなと思ってたけど、全然臭くなくて、柔らかくて味も濃くて。赤身っぽくて。鹿のカツ、最高でしたね」
タカさん:「めちゃくちゃ柔らかくて、『肉ってこんな柔らかいんだ』みたいな。シンプルな味付けでも美味しい。赤身でヘルシーで、たんぱく質も多い。肉として結構優秀」
とみやすさん:「スーパーで売ってる豚肉や牛肉とは違うエネルギーの感じがある。命をもらって、さっきまで体調悪くて寝込んでいたのに、一気に元気になってきた」

鹿カツ・鹿のスパイス焼き・アナグマ・前夜のイノシシ鍋──二日間で立ち会った一連の流れが、最後にひとつの食卓に収まっていく感覚。それぞれの過程に立ち会ったからこそ味わえる時間でした。

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参加者からのメッセージ

関さん:「狩猟って思うとすごく難しかったり、なんじゃないかなと思うかもしれませんが、大変です。ただやってみると、その大変さ以上の気付きや学びがそこには転がってるので、ぜひ来ていただければ、満足して帰っていただけると思います」
レオさん:「普段何も考えずにご飯を食べている人が多いと思うけれど、生命を奪う瞬間、調理する瞬間、解体する瞬間は、これから生きていく上ですごく思い出になるし、大事なことだと思う。何より、ここに来てそれも含めて生きているなという感じがしたのが良かった」
タカさん:「山に行って、ちょっとしたサバイバル体験みたいなのをやってみたいと思う人は、ぜひ。野生の動物を獲って、加工して、一緒にいただく一連の流れが全部できるのは、非常に面白い」
とみやすさん:「都会の中を行ったり来たりしてる生活だと、なかなかそこから抜け出せない。違う場所に来て、罠を作ってみたり、焚き火してみたり、こういうのってやっぱり大事だなって思った。疲れているサラリーマンこそぜひ
市川さん:「今すぐ申し込みましょう。価値観が変わるかどうかは分からないけど、普段と違うことをするのはめちゃくちゃいい体験だと思うし、自分の中で気付きみたいなのもあった。ぜひ気になる方は申し込んでみては」

お礼

2日間ご案内くださったハンターの原さん・齋藤さん、そしてご参加いただいたみなさまに、心より御礼申し上げます。

そして何より──命を分けてくれた鹿、イノシシ、アナグマに、感謝を込めて。

ツアーのご案内

「狩猟、興味あるな」「都会の生活から少し離れたいな」「ジビエ、食べてみたい」──きっかけはどんなものでも構いません。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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参加者インタビュー

ギャラリー

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